笹川 進吾 様
ネットセーフティ広島 代表

情報リテラシー(モラルやセキュリティ)教育に、広島市電子メディア・インストラクターとして携わって11年。
当初は、「危険!」「アブナイ!」「使うな!」の一本槍で一方的に喋るだけの講座。

しかし、携帯電話からスマートフォンが普及し、発展してゆくインターネットを考えた時に、これからは、青少年をはじめみんなネット社会で生きてゆく。
もう一つは、啓発の場で保護者の悩みは、ネットトラブル等に絡む悩みであるが、突き詰めると「子育て」そのものの悩み。
さらに年々低年齢化し拡大するネット機器利用。
新たなデジタルネイティブ世代の啓発の必要性。
講座の内容を見直さなければ!

幸いにも、Grafsecなど全国の啓発の仲間の集い、文科省フォーラムなどにも参加。多くの研究成果を取り入れ、さらに、各地の取り組みの良いところを取り入れることを続けました。
受講者主体で学びを深める「自ら考え、互いに学び、継続して学ぶ」参加型講座を作り上げました。

講座の学び方として「①質問に回答しながら学ぶ②自分ごとととらえて学ぶ③互いに相談しながら学ぶ④相手を思いやりながら学ぶ⑤継続して学ぶ」方法をとっています。
講座の手法として「①事前アンケート②事後アンケート③クイズ④寸劇上演(主催者側)⑤紙芝居上演(幼児・小学生対象)⑥かるた遊び(小中学生対象)⑦動画視聴」を取り入れ、学ぶ効果も高めています。
主催者には、事前と事後アンケートを必ず提案しています。
特に事後アンケートは講座から1か月程度たった時点での受講者の行動変容度を見るチャンスとして提案し続けています。オンラインのサイト上でのアンケートを主催者に提案し、受け入れやすくなっています。

受講者がより深く学ぶ「参加型プログラム」も提案しています。
①相手を思いやるあたたかな親子の絆をつくる「コーチング」
②作って学び、遊びながら学ぶ「情報モラルかるたづくり」
③作って学び、観ながら学ぶ「情報モラル紙芝居づくり」
④問題点をまとめ伝え合う「寸劇づくり」
⑤テーマごとに深く学ぶ「ワークショップ」
⑥徹底的にしゃべり合い明日の行動指針を見いだす「しゃべり場」。

保護者向け講座で良く実施する一例。
最初にスマホ等のマナー問題を自分で考えてもらい、その後トラブル事例もクイズを出し、答えを隣同士で相談して回答してもらいます。
最後に、相手を思いやるあたたかな親子の絆をつくる「コーチング」で、親子の会話に傾聴と承認を促し、家庭に帰り、親子協働での学びの実践に備えてもらった上で終わる内容。
それまでの講座に比べ、「とても良かった」という多くの声をいただいています。

今後、オンラインでの講座が増えるでしょうが、Zoomのブレイクアウトルームを最大限活用するなど工夫や新たなプログラムを取り入れ、受講者同士の知見を引き出し、受講者が「自ら考え、互いに学び、継続して学ぶ」を身に付け、生涯学び続けられる講座を展開していきます。

執筆者プロフィール

笹川 進吾 様

ネットセーフティ広島(2020.1.7結成)代表
街や邑のコーディネーター、SNS地域活用アドバイザー

資格
広島市電子メディア・インストラクター(広島市教育委員会2010年認定)
ネットセーフティ・アドバイザー(一般社団法人セーファーインターネット協会2019年認定 他

経歴
広島市電子メディア協議会副会長(教育・対外対応)(2013~19年)
広島市PTA協議会常務理事・広島市立井口明神小学校PTA会長(2005~10年)
広島市西区井口明神学区社会福祉協議会副会長(2008~9年)
広島市ICTビジョン検討委員会市民委員(2009~10年)
広島市男女共同参画推進連携会議委員(2008~16年)
広島市生活消費審議会専門委員(2016~20年)

2021/5/12

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