一般財団法人 草の根サイバーセキュリティ運動全国連絡会
事務局長
清水 将人 様

 Grafsec・SPREAD会員、関係者の皆様、こんにちは、Grafsecで事務局長を務めております清水です。
 本コラムは毎回、GrafsecとSPREADの会員、関係者の皆様にリレー形式でコラムをご執筆いただき、現在は月1回のペースで配信しています。今回は私の方でコラムを執筆させていただきました。どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
 さて、私が前任の𠮷岡 良平常務理事(SPREAD業務執行理事)から事務局長を引き継いだのが約2年前(2020年6月)、まさにコロナ感染症によるパンデミックが起こり、首都圏他、1回目の緊急事態宣言が解除(2020年5月)されて間もなくの頃でした。
 2020年度はGrafsec設立よりちょうど5周年にあたり、3月の全国大会(※1)では、会員の皆様によるポスターセッションや会員の皆様の活動表彰(※2)を企画するなど、例年よりも規模を拡大しての開催を予定しておりましたが、コロナ感染症拡大への影響を考慮しまして残念ながら中止・延期をしました。この年、Grafsecだけでなく多くの団体や企業がイベントを中止し、今もなお集合型のイベントは開催が難しい、もしくは十分な配慮が必要な状況が続いています。
 そんな中、会員の皆様や関係者の皆様の連携を引き続き図っていく方法はないか、また、会員の皆様のコロナ禍における取組や活動を何とか支援できないかと考え、理事会等でも検討を重ねつつ、Grafsecでは2020年6月よりいくつかの新たな取組を始めました。
 その1つ目が、「少額支援制度(※3) 特別支援金」です。Grafsecでは全国会員(※4)の皆様を対象に、普及啓発活動や研究活動への支援を目的として毎年2月~9月末頃にかけて「少額支援制度」を実施しています。例年、多くの全国会員の皆様に本制度をご活用いただいておりますが、テレワークやオンライン会議の定着に伴う環境充実への対応や、対面での啓発活動に加えてオンラインを利用した活動が増えることなどを鑑み、2020年6月より「コロナ対策」、「テレワーク推進」の2点を対象とした「少額支援制度 特別支援金」の申請を新たに開始しました。本支援金は、オンライン講座実施のための機材購入費やWeb会議システムのアカウント購入費などでご活用いただいており、2022年度も引き続き2月より申請を募集しています。
 また、Grafsecのイベントでは例年、プログラムのひとつとして会員の皆様や関係者の皆様の相互交流や意見交換を目的としたワークショップを開催していますが、これをオンラインに全て切り替えて開催を始めました。2020年9月以降、上期・下期に各5~6回ずつ、現在までに計17回開催しております。本ワークショップの特徴として、毎回、参加者の上限は6名程度に限定させていただき、必ず皆さんが何か知らの情報発信を行えるワークショップとしております。また、ワークショップのテーマは事前に共有させていただきますが、当日の参加者の情報につきましてはワークショップに参加するまで共有を控えさせていただき、回によってはオブザーバーとしてGrafsec役員や関係府省庁の皆様、会員外のゲストの方をお呼びするなど、少しサプライズ的な要素も設けています。本ワークショップにつきましてはご参加いただいた会員の皆様からも「全国の会員皆さんと久しぶりに会話する機会が得られてよかった」、「コロナ禍の取組の苦労やノウハウを共有できた」「毎回参加者が分からないのでドキドキ感があって楽しい」などのご意見をいただいており、引き続き開催を検討すると共に、今年度はSPREAD会員の皆様にもご参加いただけるイベントを企画できればと考えています。なお、各ワークショップのファシリテーターは毎回、会員の皆様にお願いをしており、我こそはと思われる方がいらっしゃいましたら是非事務局までお知らせいただけますと幸いです。
 その他にも、2020年12月以降、GrafsecとSPREADでは「サイバーセキュリティ環境の整備」という共通の目的の下、イベントの共催や本コラムの配信等、ニューノーマル時代における各会員の皆様の地域での普及啓発活動がさらに充実するように取組を進めて行くと共に、最新のサイバーセキュリティや情報リテラシーの情報提供に努め、コロナ感染症拡大への影響も引き続き十分留意した上で事業を進めていく予定です。Grafsec・SPREAD会員、関係者の皆様には、今後もより一層のご支援・ご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い致します。

※1 全国大会
 Grafsec会員、関係者の皆様にお集まりいただき、講演やワークショップ、意見交換・交流を行っていただくイベント。8月開催の会員連絡会と並ぶGrafsec2大イベントのひとつ。
※2 永年活動表彰
 Grasfecでは長くサイバーセキュリティ、情報リテラシー活動に取り組まれている会員の皆様を対象に、5年目に活動表彰を行っています(記念品も贈呈)。
※3 少額支援制度
 全国会員が行う以下の事業について、申請に基づき経費等の支援(要理事会承認)を行っています。
 ①サイバーセキュリティの普及及び啓発に関する事業
 ②サイバーセキュリティに関する調査、研究及び情報の提供に関する事業
 2020年6月より上記に追加して、コラムに記載の「特別支援金」も実施しています。
※4 全国会員
 Grafsec会員として、おおむね都道府県またはそれに準ずる地域内でサイバーセキュリティや情報リテラシーの普及啓発活動等を行う法人その他の団体の皆様のこと。

執筆者プロフィール

清水 将人 様
一般財団法人草の根サイバーセキュリティ運動全国連絡会 事務局長
(株式会社ラック サイバー・グリッド・ジャパン ICT利用環境啓発支援室 担当部長)
 SIerを経て、2008年に一般社団法人モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)に参画し、青少年のインターネット利用環境整備に関する取組や啓発・教育プログラムコンテンツの制作等を担当。2018年6月に株式会社ラックに入社、Grafsec事務局に参画。2020年6月よりGrafsec事務局長を務める。

団体概要

一般財団法人 草の根サイバーセキュリティ運動全国連絡会(Grafsec)
https://www.grafsec.or.jp/

2022/03/09

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