『貴様』メールも使い回し?
フィッシング対策協議会の緊急情報をお知らせします。
ジャパンネット銀行をかたるフィッシングメールが出回っています。
内容的には福岡銀行をかたったあやしいメールとまるで同じ。
同じ犯罪グループの使い回し?
貴様のアカウントの利用中止を避けるためというフレーズで
『おや、なんかおかしいぞ?』と気がつく方もいるかもしれませんが
慌ててクリックしてしまうとも限らない…
誰もひっかからなくなったらなくなるかもしれませんが、
いわゆる迷惑メールと同じでばらまいておけば誰かひっかるだろう
というコンセプトでやっているのでしょう。
件名を
「ジャパンネット銀行重要なお知らせ」
「ジャパンネット銀行本人認証サービス」
などとし、安全のためシステムの更新をしたので
このままだと利用中止になってしまう、と思わせる文章になっています。
この辺りは銀行をかたるフィッシングメールの定番のような件名です。
実際にはメール内のリンクをクリックするとフィッシングサイトに飛ばされ、
ログインIDとログインパスワードの入力画面が表示されます。
フィッシングサイトですので、ログインすると
そのIDとパスワードが盗まれることになります。
本物のサイトを丸ごとコピーして作っているケースが多いため、
画面だけでは本物と区別がつきません。本当に。
このようなフィッシングサイトにて
アカウント情報(店番号・口座番号・ログインパスワードなど)
を入力しないように注意してください。
2016/08/19 15:00 現在フィッシングサイトは停止が確認されていますが、今後も類似のフィッシングサイトが公開される恐れがありますので引き続き注意してください。
[緊急情報] ジャパンネット銀行をかたるフィッシング (2016/08/19)
URL :https://www.antiphishing.jp/news/alert/japannetbank_20160819.html
※リンクをクリックするとフィッシング対策協議会のサイトが別ウインドウで開きます。
パスワードを入力してしまったかも!?
パスワードの変更をしましょう。
最新の状態にしたウイルス対策ソフトでウイルスチェックもお忘れなく。
参考情報
ジャパンネット銀行の公式サイトに
『カスタマーセンター』(フリーダイヤル)の
電話番号が掲載されています。
まず銀行にお問い合わせください。
お問合せ先(ジャパンネット銀行)
http://www.japannetbank.co.jp/help/customer.html
どんな対策をしたら?
フィッシング詐欺にひっかからないためにできることとして習慣づけを利用しましょう。
メールの中のURLはクリックしないという習慣をつける
ネットバンキングをするときは必ずブックマークした公式サイトから
重要なお知らせがきたときはまず公式サイトを確認する
まず銀行から重要なお知らせというメールが届いたら、公式サイトを確認してみましょう。利用者に連絡をするくらいの何かが起きているのだとしたら、必ず公式サイトにお知らせがのっているはずです。このステップを習慣づけるだけで、詐欺にあう確率はかなり減るはずです。
また、多くの銀行がワンタイムパスワードを導入しています。トークンやスマホアプリなどの利用も提供されていますので、安全に利用するために自分にあった方法を探してみるとよいと思います。ワンタイムパスワードという言葉だとわかりにくい方もいると思いますが、毎回変わる2つめのパスワードのような説明だと少しは理解しやすいかもしれません。最初は面倒かもしれませんが、これを設定していると最初のパスワードを盗まれたとしても慌てなくてすみますよ。
さらに、セキュリティ対策ソフトには、あやしいサイトへのアクセスをブロックする機能をもつものもありますので、こちらも活用してください。頻繁にお金のやり取りを行うのであれば、パソコンだけでなく、スマホにもセキュリティ対策アプリをインストールするか、最初から複数のデバイス(PC、タブレット、スマホ等)に使う事ができるセキュリティ対策ソフトを使うことをおすすめします。
もしパスワードを入力してしまったら?ご自身で対応できる場合は、まずパスワードの変更、銀行へ電話、そしてウイルスチェックを!(簡易スキャンではなく時間はかかるけどフルスキャンです!)もちろんOSが最新の状態かどうかも確認してくださいね。
自分が守りたいのは何なのか、意識するようにしましょう。
参考情報
当社を装った不審なメールにご注意ください
http://www.japannetbank.co.jp/news/general2016/160819.html
金融犯罪にご注意ください
http://www.japannetbank.co.jp/security/crime/index.html
※クリックするとジャパンネット銀行のサイトが開きます。