SSMトップへ

第2回
SPREADサポーターズ・ミーティング2015秋
実施報告レポート

日時:2015年10月3日(土) 10:00~17:00
会場:品川インターシティ会議室
主催:SPREADセキュリティ対策推進協議会

講演1 「著作権を切り口としたITにまつわる法律のお話し」  東京平河法律事務所 弁護士 小倉秀夫 氏

著作権は私たちにとって身近で、「こういう場合は、著作権の侵害にならないのか?」「どこまでが許されるのか?」など、法律の専門家の観点が知りたいと思っている方は多いと思います。サポーターは、「これって、法律違反なの?」 と相談されることもありますし、小倉先生のお話には開始前から期待が高まりました。限られた時間の中で様々な事例を上げながら具体的なご説明があり、参加者が「じゃぁ、この場合は?」と疑問に感じたことまで踏み込んだ解説がありました。「やばい」の程度という切り口は直感的で、また「著作権侵害」、「著作隣接権の侵害」、「名誉毀損」のほか、「パブリシティ侵害」など法律上の取り扱いの違いも交えたお話はわかりやすく、参加者は皆聞き入っていました。批判や批評の際の「正当な引用の目的」の考え方や、観光写真への映り込みのお話なども参考になりました。今回は著作権という切り口でお話しいただきましたが、著作権の他にも法律に関して知らなければならないことがあることが再確認でき、継続して学習していきたいと思いました。

【SSM2015秋 実行委員 貴島純子(SOC株式会社/SOC IT SCHOOL)】

ハンズオンワークショップ

ハンズオンワークショップは、参加者を4~5名のグループに分け、グループごとにパソコンの相談に利用できるチェックリストの作成を行いました。

内容は、相談者からパソコンの初期設定を依頼されたときに何をチェックすることでセキュリティ上や相談者の利用用途に沿った設定にすることができるかというリストの作成を行いました。ハンズオン中は、相談者役から利用用途などをヒアリングしながら、チェックすべき項目の洗い出しを行い、その後、洗い出した項目の精査をして、チェックリストを完成させました。

また、最後にグループごとにチェックリストを発表し、他のグループとの情報共有を行いました。同じ相談内容でも作成されたチェックリストの内容に違いがありましたので、今後のサポート活動に活用できる情報が共有されたのではないかと思います。

【SSM2015秋 実行委員 小倉 大(SPREAD情報セキュリティサポーター)】

サポーター・インタビュー

参加者に普段SPREADとしてどのような活動を行っているか、お話を伺いました。
サポーターになったばかりの方、サポーター歴の長い方、特別枠で参加したSPREADの活動に興味があって参加された方に、それぞれの思いと活動状況をお話いただきました。
特別枠で参加してくださった方は、まずは家族のサポートを目標にこれからサポーター検定にチャレンジする意思を発表されました。検定に合格して1年経過された方は、実際にどんな風に活動をしたらいいか悩んでいるが、家族のサポートについて発表されました。 ベテランサポーターの方は、スタッフと昔話に花が咲き、ボランティア団体での最近の活動を発表されました。

淵上さんから突然インタビューされても、どなたも即座に堂々とお答えされていました。日頃から色々なサポート活動をなさっている賜物ではないでしょうか。活動することで得た楽しさや苦労話を聞くことができ、参加者の皆さんにとっては非常に参考になったと思います。スタッフとしても、色々と勉強になりました。

【SSM2015秋 実行委員 網倉麻古、松本 郷(SPREAD情報セキュリティサポーター)】

ディスカッション

ハンズオンの後でグループを組み直して始まったディスカッション。
今回はサポート活動について、参加者のみなさんの「思い」を出し合う場になりました。すでにボランティア団体でサポート活動を行っている方、身近な家族や友人を助けている方、これから具体的なサポートをしたいと考えている方などいろんな立場からそれぞれ考えたことを葉っぱの形の付箋メモに書き出す作業を1時間ほど行いましたが、それがその後の「これをやるぞ宣言」につながっていきました。

話し合いのはじめこそ考えをメモに書き出すという作業に慣れていなくて具体的な言葉がすぐには浮かばずに手が止まっている方もいらっしゃいましたが、そこはグループディスカッションの強みで、ほかのメンバーといろいろと話をしているうちに文字が書き込まれた葉っぱがどんどん増えていって、葉っぱが足りなくなって補給したグループもありました。 1時間強という時間が短く感じられた方も多かったのではないでしょうか。

ディスカッションの終わり近くで、各グループに配られた枝に葉っぱと花の付箋メモを付けていた時の参加者のみなさんのきらきらした表情が印象的でした。

【SSM2015秋 実行委員 高瀬和子(SPREAD)】

『これをやるぞ宣言』

普段から開催されているSPREAD勉強会もそうですが、参加していただく方々の地域、年代、普段どんなサポートを行っているかなどとても多様です。

今回も4~5名のグループで本日のイベントの振返りなどを行っていただきながら、普段どんなサポートを行っているかなど「サポーターとしての活動」を葉っぱの付箋に書き出していただきました。

その後、情報交換など再びディスカッションを実施していただき、最終的には『私はサポーターとしてこれをやるぞ!』、『これからこんな事をやって行きたい!』と言うような目標をみなさんの宣言として花の付箋に書いて貼っていただきました。

参加者皆さんの一つ一つの決意が花となって、一本の木が満開になりました。一つのものをみんなで作り上げるという一体感は素晴らしいものでした。
今後は皆さんの活動の中でもう一度花が咲くことを願っています。

【SSM2015秋 実行委員 斯波 彰(NTTコムセキュリティ株式会社)】

実行委員会まとめ

サポーターの皆さんは、普段なかなか他のサポーターの皆さんと交流する機会が無いと思います。そんなサポーター同士の横のつながりを作って広げて行きたい。という思いで始まったサポーターズミーティングですが、様々な方々の協力を得て無事に2回目のミーティングを開催する事が出来ました。 そんなサポーターズミーティング。準備の時のお話しを交えて振り返って見たいと思います。

今回は、参加者一人一人に思いをはせたSPREADらしい下村代表の挨拶で始まりました。 講演のセッションでは、弁護士の小倉先生に著作権のお話しをして貰いました。法律に関する問題は、正しい知識を持っていないとサポート出来ないということで、特に身近な問題である著作権の問題について取りあげる事になりました。

具体的に手を動かすハンズオンは、なるべく実際によくある状況を再現しようと言う事で、初期設定、「パソコン買ったけどセキュリティどうすれば良いの?」というのをテーマにしました。

サポーターの皆さんの日頃の活動や、サポーターになったきっかけなどを伺うインタビューは、サポーターとしての活動には様々な形があると言うことを参加者みんなで共有出来ればという思いで企画しました。

そして、何より今回のミーティングでは参加されたサポーターの皆さんが、これからの活動のヒントを持って帰って欲しい、これからの活動のきっかけに出来ればと言う事で、「これをやるぞ宣言」をゴールにディスカッションをすすめました。ディスカッションを通して、家族や身近な人をサポートする活動も大切なサポート活動であるということを確認するなど、一人一人が自分にあったサポート活動の「これをやるぞ」を作れたのでは無いかと思います。

たくさんの方の協力で無事に終了したサポーターズミーティングですが、まだまだ改良できる所はあるとおもいます。これからも、続けていく事でステキなミーティングになっていけば良いなと思います。 今回は実行委員として関わらせて頂く事で貴重な経験をさせて頂きました。参加して頂いたサポータの皆さんをはじめ、関係者のみなさん本当にありがとうございました。今度は参加者としてサポーターズミーティングで皆さんとお会いできることを楽しみにしています。

【SSM2015秋 実行委員 淵上真一(学校法人KBC学園国際電子ビジネス専門学校)】
 

SPREADサポーターズ・ミーティング2015秋 参加者レポート

参加のきっかけ:サポーターの紹介

『情報システムや情報セキュリティのセミナーは世の中に数多くあり、私自身も大小問わず、様々な情報システムのセミナーに参加してきました。一方、SPREADの今回のセミナーは、参加者が企業の情報システム部門ばかりではなく、企業の総務担当者の方や自営業者の方、既に企業を定年で退職されている方々など、多様なバックグラウンドをもつ方々が一同に会していることに、これまでのセミナーとは異なる良い意味での新鮮さを抱くことが出来ました。
また、ワークショップや懇親会等では直接、SPREADサポーターの皆さんと触れ合うことができ、それぞれの方々がそれぞれの得意分野を生かしながら、情報セキュリティリテラシーの向上に真摯に取り組んでいる姿勢に深い感銘を受けました。また、本来であれば大変高いところにおられるはずの下村会長ご自身も、気さくに輪に入って来られて、情報セキュリティを企業で担当する上でのキャリアパスや、なかなか他では得られない情報セキュリティに関する貴重な情報提供を頂き、大変勉強になりました。 下村会長含め事務局の皆様、サポーターの皆様、この場を借りて御礼申し上げます。今後もよろしくお願い致します。』

【I.M. 関東エリア在住 40代】

参加のきっかけ:職務上サイバーセキュリティ関連に携わることとなり、エンドポイントセキュリティに関してはユーザーのセキュリティ意識醸成の必要を強く感じたため。

『SPREADに参加の「サポーター」の方々が、相当の熱意を持って、サイバーセキュリティに関する啓蒙、普及に努めておられることについて、また、個々の活動状況についてつぶさに見聞きすることができ、改めて、SPREADの活動の重要性を認識しました。 ともすれば、職場内においても、無関心あるいは無意識にセキュリティ侵害につながりかねない行為を見聞きするにあたり、ITを安心・安全に使うためには、エンドユーザーの意識を高める必要がありますが、平易な一般用語で気軽に相談できる相手が身近にいることが重要だと考えます。 SPREADの活動の一助となればと考え、「サポーター」能力検定にチャレンジし、将来的には活動に参加したいと考えています。』

【T.N. 埼玉県在住 50代女性】

『今回、初めて参加させていただきました。 まだサポーターにはなっていませんが、次回の検定に合格する予定です。
弁護士の小倉先生の著作権についての講演は、大変勉強になりました。 普段何気なく利用していた新聞記事やネット上の情報、写真などについても、使用方法によっては、法に触れたり賠償を求められる場合があるので、充分注意しなければいけないと感じました。
「ハンズオン」では、実際の相談を想定して、サポートを体験したのですが、相談者にパソコン関係の知識がほとんど無い場合、現状のパソコン環境や相手の要望をしっかりと把握することが難しいと感じました。相談者から必要な情報をうまく引き出すことが、的確なサポートにつながるという事がわかりました。
「これをやるぞ宣言」では、サポーターの皆さんの経験や意見を聞かせていただくなかで、私なりに、子供たちやシニア世代の方たちが、安全にパソコンやインターネットを利用できるように、お手伝いができたらと思いました。
今回のミーティングや懇親会によって、皆様との交流や情報交換ができたことを感謝します。 ありがとうございました。』

【W.T. 静岡県在住 男性】

参加のきっかけ:知人の紹介

『北海道から沖縄まで全国からの参加者層に圧倒されながら、何とか迷惑にならない様にしながら参加させて頂きました。色々な会社のシステム管理者(又は元管理者)の方々が中心の会合でしたが、日頃自分が感じている疑問に関する回答や、新しい視点・考え方を随分教えて頂きました。感謝しております。
特に感じた新しい視点として、会社業務の危機管理とボランティアの危機管理の違いです。 仕事では、“事故を起こしそうな社員にはその業務をさせない”ということが安全管理のポイントになりますが、ボランティアの場合は“どうにかしてできるようにサポートする”ということが要求されるという点です。(そうしないとあてにされなくなってしまうとのこと。)
ボランティアの存在意義を問う視点であり、“出来ない人にどうやって教育するか”という課題は、通常の仕事では思いつかない考え方です。(出来る人に出来ることをさせるのが仕事の基本) 将来的に労働人口が減ることが想定される昨今を考えると、実はとても先進的な考え方と言える様に思いました。』

【H.F. 東京都在住 50代男性】